スズキ・サーチ管理ブログ: 雑記

2011年03月27日

原発行き決定です

事態収拾の見通しが全く見えない福島原発の事故。
避難しておられる周辺住民の方々の不安、現場で必死に作業をしておられる関係者および自衛隊・消防隊の方々の苦難は計り知れないものがあると思います。

自分も以前に原子力発電所の設備に関係したお仕事を頂いていた事があり、何度か愛媛県の伊方発電所に伺った事もありますので、原子力事業に携わる方々が、世間で言われるほど安全に関して漫然とした態度でおられた訳では無いことは分かっているつもりです。
今回の地震と津波の規模は、千年に一度あるか無いかの甚大なもので、想定を大きく超えるものでした。
「百年に一度の大災害にも耐え得る」と胸を張っていたのは原子力発電所だけでなく、高さ10mの防潮堤を張り巡らせていた地域、臨海地域の石油コンビナート等いくつもあったはずですが、一たまりも無く押し流され、大火災を起こしてしまいました。
しかし、原発の事故の場合、目に見えず影響の強さが分かりにくい「放射線」が普段聞きなれない単位で語られ、聞きなれない名前の物質が空気中や水道水から検出されたと報道され、近隣だけでなく非常に広い地域に不安をもたらしてしまっています。

そんな中、以前の仕事先から依頼があって、自分も来月、5日間程の日程で原発に赴くことになりました。

といっても福島ではなく愛媛の伊方ですし、今回は現場の設備をどうこうする話でもありません。
5日間、敷地内の事務所内での仕事になる予定です。
それでも、周囲からは「そんな危ない所に放射能をわざわざ浴びに行くのか?」との反対の声が出ています。
これもまたいわゆる「風評被害」でしょうか。

平常時の原子力発電所の敷地内の放射線量が他の場所より高いということは全然無いので、そんなに恐れる必要は無いのですが、でも万一事故が起きてしまったら・・・という不安は、自分自身も以前より強くなっています。

Wind power generation.JPG
伊方発電所がある佐多岬の風力発電設備
ちょっとエフェクトかけてます。

動物を飼い馴らして家畜にするように、人間は地球に備わっている様々な資源をエネルギーとして活用する英知と力を持っているのは事実かも知れません。
でも「原子力」は飼い馴らされない「猛獣」なのではないか?とも思えてくる今日この頃です。
人間の可能性は無限大、と信じたいですが、驕らず自分の限界を認める事も必要ですよね。


posted by Lazy Laby at 17:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記