素人が短時間・短距離の試乗で語る事なんで、話半分くらいでお読みください。
試乗したのは辺りが薄暗くなってきた時間帯。
インテリアのデザインには、軽のアルトとの共通点はほとんど見当たりません。

明るめのベージュ基調で暖かく柔らかい印象の軽アルトとは対照的に、ブラックとシルバーグレーのモノトーンに真っ赤なイルミネーションの1000ccアルトはよりクールな印象です。
薄暗かったので「質感」というところまではよく確認出来ませんでしたが、なんとなくこのクラスの国産車と同等か僅かに落ちるかな?という雰囲気です。

スピードメーターは外側に大きな文字でマイル表示、内側に小さな文字でKm/h表示。
ウィンカー・レバーがコラムの左側で、右側がワイパー・スイッチになってるのも“輸入車”らしいですね。
ちょっとだけ気になったのが、いわゆる「新車の匂い」。
国産車とは一味違う匂いでした。
一昔前の中国製のビニールやプラスチックの雑貨やおもちゃって、独特の匂いがありましたよね?
ちょうどそんな感じの匂い。
きっと、年月の経過と慣れで気にならなくなってくるものだとは思いますが。

ドアミラーの調整は、ミラー付け根の室内側に飛び出しているジョイスティックのような棒を動かして、手動で調整します。
エンジンのスタートはプッシュスタートなんかじゃなく、お馴染みのキーを差し込んで回すタイプ。
アイドリングのエンジン音は、予想以上の静かさです。
ミッションは3速オートマ。
加速は至ってスムーズで変速のタイミングもショックも、特別な違和感は感じません。
しかしアイドリングでは静かだったエンジンは、ガサガサという決して心地よく無い音を盛大に上げ始め、室内にも容赦なく入ってきます。
そして、一定速度でのクルージングに入ると再び、予想以上の静かさ…。
このあたりは、軽四アルトと非常によく似ていますが、パワーはもちろんこちらが上です。
乗り心地は少し固めで適度なしっかり感を感じさせるのは、最近のスズキ車らしい、と思いました。
個人的な感覚としては、軽四アルトを0、スイフト(ZC)を100とすると、30くらいのレベルの乗り味かな?という印象でした。
先のブログに書いたとおり、「環境自動車税」で軽の税負担との差が無くなり、なおかつインド生産の低コスト効果で軽アルト並みの低価格で、ミラーの電動リモコン化など少しの日本向け変更を加えれば、この車なら売れると思いました。
・・・と思っていたら、トヨタが軽自動車販売に参入のニュース。
そうなると環境自動車税が軽自動車に適用されるかどうか…?
ますます先が読めなくなりましたね。
自分が買うか?
5速マニュアルミッションがあれば、セカンドカーとして乗ってもいいかなぁ〜、とは思いましたが、どうせ個人用のセカンドカーならジムニー買っちゃうと思います。